お茶会詐欺にあいました IN 上海
2017/02/06
お茶会詐欺なんて可愛い名前ですが・・実際に中国・上海で流行っている詐欺です。昨年上海で詐欺にあったので、その時の事を戒めとして、また注意喚起として、お話したいと思います。
♠葱を背負ったカモ♠
私が詐欺にあったのは、上海の南京東路駅を出た大きな通り沿いでした。
上海は地下鉄が発達しており、空港から地下鉄一本で上海市の中心部まで来ることが出来ます。
私も空港を降りてすぐ、地下鉄に乗ってこの街に来ました。いわば初めて踏んだ上海の地です。
道が広くて、建物が大きくて、人が多くて・・圧倒されていました。沢山の荷物を詰め込んでパンパンのリュックを背負った日本人顔の私はきっと美味しそうなカモだったんでしょうね。
お茶会詐欺の状況は・・
南京東路駅から地上に上がると大きな通りにでます。ここで、留学生と自称する北京出身と女子二人組に出会いました。
きっかけは写真撮影です。写真を撮ってくださいと簡単な英語で話かけられます。その子達は、北京出身の留学生で日本が好きで勉強していると話していました。日本語はそれほど上手ではなかったのですが、漢字を書いたり、あとは英語を織り交ぜてそれなりに会話は弾みます。初めて一人で中国に来たので、気分が高揚していた事もあり、楽しくも感じました。
「立ち話もなんだから、ちかくのお茶屋さんにいきませんか」と誘われます。
上海には、旦那が仕事で滞在していたのですが、待ち合わせの時間は夜。それまで一人で観光をしていようと思っていたので、少し位ならば・・そんな気持ちで承諾してしまいました。
お茶屋さんに行くまでは、ぐるぐると似たような景色を歩きます。
お茶屋さんに到着すると、その入口は狭くて、薄暗い奥の部屋に伝統的な?衣装を着た男性がいました。
そこでは色の変わるお茶など色々なお茶をいれてくれます。伝統的な作法やら、男性は歴史上の偉い人の子孫だとか・・。なんだか話が飛躍していることに気がつき、次々と入れるお茶を前に怖くなってきました。
おちょこにいっぱいずつなのですが、一通りお茶を味見した後、お茶を買うように言われます。
「やっぱり・・」この時点で怪しいと思うのですが、自称留学生達は当たり前のように購入。そのお茶・・高いです。一刻も早くその場から離れたかったのですが、お茶を買わないと帰れない状況でした。・・拒否できず4000円のものを購入しました。
会計はお茶体験とお茶代含め日本円で18000円程度。払わざるを得ない空気で払ってしまいました。
はやく帰りたかったのですが、留学生さんたちは最後まで自然な演技をします。別れ際の駅の改札まで見送りに来て、記念写真まで撮りました。
後日談・・
詐欺にあった翌日、HISの上海の窓口に行きました。どうやら私のであった詐欺は、何年も前から流行っているお茶会詐欺という、かなり確立した?詐欺だそうです。
前の月には10万円も日本人の大学生達が騙されたそうです。
この詐欺、上海では多く南京東路、人民公園、豫園、外灘あたりなど特に多いそうですが、全て行きたかったスポットです・・。
ちなみに中国の公安(警察)に行っても日本語が通じないので通訳が必要になるといわれました。通訳を雇うと1日8000円。私の場合、被害金額も安いので、通訳を雇ってまで公安に行ってもお金が戻ってくる保障もないので、泣き寝入りでした。
上海に行く際には気をつけてくださいね。