臍ヘルニア(でべそ)の話 赤ちゃんの経過
2017/02/06
臍ヘルニアとは?
赤ちゃんが生まれてへその緒がとれて間もない時期に、おへそが飛び出してくる状態を臍ヘルニアというそうです。
この頃はおへその真下の筋肉が閉じきっていないので、腹圧かかった時に筋肉のすきまから腸が飛び出して「でべそ」の状態になります。
臍ヘルニアは、5~10人に一人の割合でみられ,生後3ヶ月ころまで大きくなり,ひどくなる場合は直径が3cm以上にもなることがあります.しかし,ほとんどのヘルニアはおなかの筋肉が発育してくる1歳頃までに自然に治ります
(日本小児科学会 http://www.jsps.gr.jp/)
小さめで生まれた赤ちゃんは臍ヘルニアの確立が高いそうです。1500g以下の赤ちゃんは8割にもみられているとか。
小さめで生まれた娘にも立派な臍ヘルニア(でべそ)があります。
新生児時期には、おっぱいを沢山飲んだ後や、泣いている時、おへそは盛り上がって直径3cm近くありました。身長が45cmしかないのに3cmのおへそ・・。かなり大きく見えました。
ヘルニアとは?
ヘルニアとは本来あるべきところから臓器などが飛び出してきた様子を表す言葉です。
椎間板の一部が飛び出した椎間板ヘルニアなどよく聞きます。食道列孔ヘルニアや鼠径ヘルニア(脱腸)など、色々なヘルニアがあります。娘のおへそを押してみて、腸が飛び出てる音が分かりやすい・・と思いました。「じゅごじゅご」と泡のような音がしていました
昔は五円玉で押さえたと母が話していましたが、それは感染の元なのでやりません・・
現在は病院によっては、ガーゼ圧迫+テガダーム(透明な医療用フィルム)をはって皮膚が伸びないようにする処置もあるのですが、フィルムによる皮膚のトラブルを考えると、やりたくないと思っていました。
さほど気にしていなかったのですが・・保健所の3ヶ月検診の際、ヘルニアは何もしなくていいのですか?と聞かれました。
それまで気にしてなかった臍ヘルニアについて、娘の主治医に確認したのですが、2~3歳になるまでに9割程度が治るそうです。腹筋がついてくれば自然に収まってくるので、小さいうちは何もしなくてもいいそうですよ。
半年経過するとだいぶ小さくなります。3cmあったものが、1.5cmになりました。まだ押すとジュゴジュゴしてます。
娘がへそを触るようになる前に、なくなるといいなぁとは思いますが・・
ベビーマッサージなどで周りを見渡せば、意外とでべそ仲間が多いかもしれません。