授乳中のスマホが与える影響の話
2017/02/06
授乳中のスマホの影響
授乳中にスマホはやめましょう!こんな事を注意喚起されるのは日本だけだそうです。
それほど日本はスマホ依存の人が多いのですが、とても便利ですよね。
●『サイレントベビー』って何?
あまり泣かない、笑わない、視線を合わせない赤ちゃんをサイレントベビーといいます。原因は、授乳中もママが赤ちゃんよりも他の事に興味を持って視線がそちらに向いていたり、抱っこや微笑みかけ、語りかけが極端に少ない事にあるといわれています。
赤ちゃんは授乳中、おっぱいを飲みながらしっかりお母さんをみています。
赤ちゃんの視力は弱く、半径20~50cmが一番見える距離なので、そこには私を見守るお母さん..?と思いきや、視線の合わないお母さん。
悪気がなくてもこの行為が繰り返されると、赤ちゃんは親が自分には興味がないと思い込み段々と視線を合わせる能力を伸ばそうとしなくなるとか。
実際に保育園では発達障害ではないのに視線の合わない子が増えていると聞きました。
この行為は赤ちゃんとの愛着形成にも問題が出てきます。
愛着形成とは
愛着とは、児と重要他者(母親・父親・きょうだい・世話をする人)の相互作用の仮定を表す概念である。愛着は、一人の人間に対する永続的な愛情と情緒が形成される過程とみなされる (Bowlby)
医学書院 母性看護学概論
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お腹が減ったらママに求める→母乳をくれる。オムツが濡れたらママに求める→取り替えてくれる。不安な時は抱っこしてくれる。
このような行為の繰り返しで、赤ちゃんは安心してママに対して不安なときも守ってくれると思うようになると言われています。
愛着形成がきちんと出来ているからこそ、人見知りをしたり、後追いをしたり、愛されている自覚があるからこそ、「嫌!自分でやる!」と自己主張が出来るんですね・・。
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母親を「安全基地」とした赤ちゃんは行動範囲を広げていき、発達に合わせて探索行動(自我の芽生え)が生じる。
母親との信頼関係のベースがあるからこそ他の人と関わっていけるんですね。
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少し不安なことがあっても、母親に見守ってもらったり、一緒に遊んでもらえることで満足。
抱っこやなだめて欲しい気持ちで泣いて母親に求め、さらに安心をもらい、この繰り返しで愛着形成が強くなっていくのですね
幼少期の愛着形成が人格形成に影響がある?
安全地帯があるからこそ、自分を主張できたり、大人になっても自立ができ、泣いたりぐずったりした時になだめてもらえるから、自分の気持ちをコントロールできるようになるそうです。
愛着形成がなされる大切な乳幼児期。無意識なスマホの使い方で、子供の将来にまで影響があると思うと怖くなります・・私もスマホは、サイレントモードにして手元から離してみようかと思います。
ちなみに愛の言葉は成長ホルモンを促すそうですよ。「可愛いね!」「お利口だったね!」と、たくさん愛の言葉をかけてみてください♥
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