赤ちゃんの「げっぷ」はどうして起こるの?
2017/02/06
あかちゃんは、生後半年位まではおっぱいやミルクを飲むたびに「げっぷ」を出してあげたりしますね。大人になってもビールを飲んだ後など沢山「げっぷ」がでます。
この「げっぷ」とは胃のガス抜きの事なのですが、炭酸飲料に含まれる炭酸が原因でおこったり、食べたり飲んだりした時に同時に飲み込んだ空気が原因で起こったりします。
「げっぷ」のメカニズム
たまった空気やガスは上方へ移動しようとします。その為、胃の上部(胃底)にはガスがたまりやすく、食事や話をする時に飲み込む空気や、炭酸飲料を飲んだ時には炭酸のガスがたまります。
胃底にたまったガスが一定量以上なると、胃の入口(噴門)がひらいてガスが食道を逆流する為「げっぷ」となります。
胃が消化不良の状態ですと、この噴門の閉じ方が不十分なので「げっぷ」や胸やけが発生しやすくなります。
赤ちゃんの場合 なぜ「げっぷ」を出してあげる必要があるのか
- げっぷがうまく出せないとお腹がパンパンになり気持ちが悪い
- ミルクと一緒に吐き戻してしまう
実際に病院では、おっぱいから直接飲む場合は(赤ちゃんが空気を含みにくいので)無理に出さなくても良いといわれてました。
うちの娘も「げっぷ」を出していても吐く時は吐きますし、下からもガスをよく出しています。あかちゃんの場合、胃の形が筒上に近いので逆流しやすいといわれています。
「げっぷ」をだしやすい体位
食物の入口であり、げっぷの出口となる噴門は、胃の中の左上部にあります。横になるのなら右側を下にしてあげると自然と噴門に向かってガスが抜けます。
食べたものが逆流しにくい理由も同じで、食後に寝かせるなら右側を下にしたほうが消化に優しい向きになります。腸へとつながる出口(幽門)が右側にあるため、右側を下にする事でスムーズに消化することができるからです。
生後まもなくの頃は「げっぷ」がなかなかでなかったり、夜間授乳してウトウトした娘を「げっぷ」を出そうとして起こしてしまった事もあります。
赤ちゃんは大人のミニチュアではなく、消化機能であったり、胃のつくりであったりと、外から見えない部分が未熟なんですね。ミルクを吐くのも生理現象だからこそしょうがない!とストレスをためずに付き合っていきたいですね。