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お酒は太りやすい!飲酒習慣のある人の血液検査の傾向とその根拠

   

飲酒習慣のある人が血液検査で高くなりやすい項目は・・

春になると健康診断の時期ですね、去年と比べてがっかりしたりなんて事もあるのではないのでしょうか

お酒を飲んでいる方は2週間~1ヶ月前から摂取、断酒をすると検査数値が改善される事も多いので、今の時期から意識してみてはいかがでしょうか

過度の飲酒習慣があった患者さんに多いのが、脂肪肝やアルコール肝炎、急性肝炎、慢性肝炎等など、ほとんど肝臓の病気です。これらは悪化することで肝硬変になり、肝臓癌へ移行となる事があります。怖いですね・・。

そんな過度にお酒を飲んでいる人に(1日平均して3~4合程度摂取)病気になる前から共通している検査データーがあります。そしてそれらの項目には根拠もあります。病気になる前にぜひ知っておいてくださいね。


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アルコールの過剰摂取により、中性脂肪とγーGTの上昇がみられます

これらは脂肪肝を招きます。なぜでしょう・・ 以下にまとめてみました。

アルコールは、脂肪や糖質など体内のエネルギー消費が低下します

つまみなど、同時に摂取したものが主に体脂肪の形で体に蓄積される為、肥満や脂肪肝の一因となります。

アルコールは食欲増進作用に加え、体脂肪の合成も活発にさせます

アルコールが体内に入ると1日三合以上の飲酒を5年以上続けていると8割の人が脂肪肝になるといわれています。

お酒に強い人は大丈夫!? アルコールが分解される時間はどのくらい?

肝臓で代謝できるアルコールの量は決まっておりアルコールの強さには関係しません。

健康な人が1時間に分解できるアルコールの量は体重1キロあたり0.1グラムです。例えばアルコール分が5%のビールを500ml飲むと、摂取するアルコールの量は25g

体重70kgの人なら1時間に分解できるのは7gなので、4~5時間程度かかる計算になります。これらは、男女差もありその方の体質によっても異なります。

アルコールにカロリーはある?

アルコールのカロリーは1gにつき7.1キロカロリーありますが、実際には燃焼エネルギーとして70%が生理的に利用されます。ただ、内臓脂肪がつきやすいという報告データーがあります。

アルコールの過剰摂取により、血圧が高くなる

飲酒量が多い人は血圧が高いデーターがあります。1日1合程度の節酒により2~3週間で降圧効果があるといわれています


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アルコール過剰摂取による血糖値への影響は?

アルコールそのものに血糖コントロールの影響はないのですが、多量飲酒した翌日には血糖値が高くなる事が多く、長期的にみて多量の飲酒は血糖のコントロールを乱しやすいそうです。

つまり、過度の飲酒は肥満、高血圧、中性脂肪高値、γ-GTP高値につながる!

γ-GTPが高くてもこの数値が高い事自体には問題はなく、その原因が問題となります。

例えば、GOTやGPTなど他の数値も合わせて考えます。前日の内服やアルコール摂取だけでも上昇する事がありますのでその辺りも考慮する必要がありますね。そしてγ-GTPが高い人は脂肪肝が多い傾向があります。

私の持っている本には、1日三合以上の飲酒が5年以上続くことで8割の人が脂肪肝になり、1日5合以上の飲酒が5年以上で15~20%の人が肝硬変になっていると記述がありました。

大切なのは予防です。これらのデーターは適正体重になる事、節酒する事で、改善する事が多いので節酒や、間食を控えたり、遅い時間の夕食を控えたり・・無理なく出来る事から取り組んでみてくださいね♥

(参考文献 ナースの為の検査値マニュアル)

 

 

 

 

 


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