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赤ちゃんの歯根膿胞と先天歯の話~写真あり

      2017/02/06

10ヶ月の頃より離乳食を嫌がるようになった!?その原因は・・

我が家の娘は、もともと食が細く離乳食にも興味なし。生後10ヶ月になっても、だましだまし、口をあけた瞬間にスプーンを口にいれ、なんとか食べさせてる状態でした。

そんな娘なのですが、生後10ヶ月になってよりいっそう食事を嫌がるようになります。哺乳瓶も硬いタイプを嫌がるようになり、どうしたものかと悩んでいた矢先に発見したのです。

「歯の根元が腫れている!」wpid-wp-1458733529154.jpeg

 

この歯は先天歯であり、過去にも舌の下に強大な潰瘍をつくってしまうなど問題があって治療した歯なのです。→リガフェーデ病のお話はこちら


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歯根膿胞と診断あり・・抜くしかない!?

痛がって不機嫌なのか、食事が嫌で不機嫌なのか、10ヶ月の娘は訴える事はできません。

主治医のいる総合病院で相談したところ、小児口腔外科を紹介され診察を受けました。

先天歯は問題がいろいろある・・

もともと先天歯というものは未熟であったり、ギザギザして周囲の組織を傷つけやすかったり、歯そのものが弱く感染しやすかったりするそうです。

娘の場合・・まさに先天歯のフルコース。2本あった先天性の歯のうち一本は抜けてしまい、もう一本は舌を傷つけ強大な潰瘍形成(リガフェーデ病)、そしてその時の治療の影響で、感染を起こしたかも知れないお話を先生から伺いました。

歯根膿胞の治療は・・

まずはレントゲンをとって確認します。

娘の場合、膿が出来ていたのは先天歯の根元だけでなく、まだはえてない他の歯もやや黒っぽく写っていました。今後周囲の組織が膿んでしまう事が考えられる為、先生からは歯を抜いたほうが良い事を勧められます。

レントゲンには、これからはえてくる元気な歯の卵が見えます。先に抜けてしまった先天歯の部分にも、歯の赤ちゃんが見えます(以前抜けた歯は乳歯でなく過剰歯だったと考えられます。)

抜く事にしました・・。

先生達で再度話し合うとお話があり、後日再診して同意書にサイン、さらに後日・・抜きました。


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抜歯当日・・

たっぷりミルクも飲ませ抱っこしてお昼寝。機嫌が良かった娘なのですが・・

診察室に入った途端ギャン泣きです。良い思い出のない歯医者さんに対して、察しがよい娘です。

抑制する為のバンドを体にぐるぐる巻きに巻いて、頭を抑え、腕を押さえ、体を抑え、麻酔薬の入った注射を歯の根元に注入してから、抜歯・・なんとも痛々しい・・娘の泣き声が廊下に響き渡りました。wpid-wp-1458733409263.jpeg

終わってからも「ヒック、ヒック」と嗚咽がとまらない。

もう少し小さくて分からないうちだったら、せめてよかったのかもしれない。本当に頑張ったと思います。

治療しないほうが可哀想なのですが、目の前の泣いている娘にはウルっときますね・・。

処方されたお薬と抜歯後の熱

抜歯の当日の朝から化膿予防の為の抗生剤を内服しました。

処置直前には痛み止めも内服してからの実施でした。娘は、抜歯の当日夜には38度を超える熱が出たのですが、歯を抜いた影響だろうと考え、抗生剤の処方もあったので内服して様子を見ていたところ、落ち着きました。

翌週に受診したときには歯を抜いた箇所はきれいになっており、とりあえず一安心です。

今後の歯並びがどうなるのか気になるところですが・・、また続きがあればアップしていきたいと思います。今後なにも起きませんように。

 

 


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