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妊娠中のインフルエンザ体験談

      2015/10/31

毎年12月近くなるとインフルエンザが流行りだしますね。私は毎年インフルエンザワクチンを接種していたので、今まで罹患した事がなかったのですが・・妊娠8ヶ月の時、インフルエンザにかかりました。
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妊娠中のインフルエンザの怖さ

妊娠中はインフルエンザにかかると重症化しやすい

妊娠中の体は赤ちゃんを攻撃しないように、ウィルスに対する免疫力が低下しているので、風邪やインフルエンザに対抗する力が弱く、肺炎など重症化しやすいといわれています。

私は、今まで感染症の患者さんとも接していたのですが、風邪ひとつひいたことありません。しかし自宅安静をしていた妊娠中・・インフルエンザにかかりました。

きっかけは、主人がインフルエンザにかかった事でした。インフルエンザは、接触感染と飛沫感染で移るウィルスなので咳やくしゃみはもちろん、ウィルスのついた手で接触したドアノブ等に触れても感染する事があります。

さらに妊娠中インフルエンザにかかると、肺炎など重症化することもあるそうです。私は一気に39度まで発熱、全身の痛み、悪寒、息苦しさ、頭痛で顔を動かす事が辛い状況でした。


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妊娠中のインフルエンザの危険性 検査のタイミングと治療

妊娠中にインフルエンザ 胎児への影響は?

高熱がでると胎児仮死の原因になったり、お腹が張りやすくなるので早産のリスクが高まるといわれています。

もともとお腹の張りやすかった私は、咳をする事でお腹が張りました。心配だったので高熱が出た夜、かかりつけの産婦人科医のいる病院を受診。診断結果はインフルエンザの疑いです。

検査のタイミングと治療

インフルエンザの検査というのは、発症(発熱)から12時間はウィルスの量が少なく検査をしても陰性がでてしまうことが多いそうです。タミフルが有効に効くのは発症から48時間なので、受診した時点でインフルエンザ検査が陰性でも、家族がインフルエンザに罹患していて、患者本人が高熱の場合、インフルエンザが疑われ、抗ウィルス薬の使用を勧められました。

妊娠中に使える抗ウィルス薬は、タミフル、イナビル、リレンザ。この3つだそうです。

「高熱が長引くことが、赤ちゃんの環境に良くないです」と医師には抗ウィルス薬を勧められました。解熱鎮痛剤は、強いものが使えずカロナールだけ処方されました。

結局タミフルを内服し、翌日には症状が軽快しました。


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胎児へのリスクは?

妊娠中のインフルエンザは重症化しやすかったり、早産のリスクだけでなく、胎児への影響も心配されます。

胎児の先天異常を引き起こす原因にはならないとされていますが・・

妊娠中のインフルエンザは重症化しやすいだけではなく、胎児への影響も心配されます。現在疑われているのは、統合失調症や双極性障害(躁うつ病)で、インフルエンザに感染した母体から生まれた子供は感染していない母体と比べて、そのリスクが約4倍だったという研究結果もあります。

(こそだてハック)

妊娠中のインフルエンザワクチンについて

主人はインフルエンザワクチン接種していたので比較的症状が軽くすみました。

私は・・接種していませんでした

インフルエンザワクチンは生ワクチンではなく不活化ワクチンと呼ばれるもので、毒性を死滅させているので接種しても体内では増殖しません。私はそれでもなんとなく嫌で、積極的に受けなくても自分なら大丈夫・・程度にしか考えていませんでした。後悔です。

妊娠中のインフルエンザワクチン接種による胎児への影響は、ないとされており、厚生労働省はインフルエンザワクチン接種を推奨しています。

一方妊娠中にインフルエンザにかかっても使える薬は限られてきます。産婦人科のガイドラインでは安全性、有益性に関する研究データはまだ不足している状況だそうで、治療上のメリットが上回った時にウィルス薬が処方されるそうです。

免疫力が低下している妊娠中だからこそしっかりと栄養を取って、冬になる前にインフルエンザの予防接種、ぜひ検討してくださいね。

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