先天性歯とリガフェーデ病
2016/03/23
リガフェーデ病とは
先天的に歯が生えている赤ちゃんや、生後まもなく歯が生えてくる赤ちゃんがいるそうです。先天歯は未熟であったり、先がギザギザしていたりします。その歯が、舌の裏にあたり大きな潰瘍を形成した状態。それがリガフェーデ病といいます。
治療するまでの経過
娘も下の前歯に2つ先天歯がありました。一つは抜けてしまったのですが、さほど気にはしていませんでした。
それが、生後三ヶ月になると、火を吹いたように泣くようになり、おっぱいも嫌がるようになりました。
う~ん・・
ちょっと早いけどこれが夜泣き?コリック?と眠れない夜を過ごしていたのですが、
ある日、母が抱っこして泣いているときに目に入ってきました。
舌が大変なことになってる!!
すぐに娘の主治医のいる病院に受診。
舌の下に巨大な潰瘍が出来てしまっているのですが先天歯のある赤ちゃんには、よくある事らしいです。典型的なリガフェーデ病と言われました。
治療
この日と1週間後の合計2回尖っている歯を削りました。
歯を抜くことも出来るのですが、レントゲンを撮ったところ、過剰歯と呼ばれる余分な歯ではなく、立派な子供の歯ということで、少しずつ削りながら様子をみる方が良いそうです。
体をぐるぐる巻きに固定して大人用の歯医者の椅子にちょこんと置かれる娘
医師二人がメインとなり、吸引する看護師、その他押さえつける人が3人 遠くからは実習に来ていた学生さんもいました。合計6人に顔をのぞかれる娘・・
口から出血、泣き叫ぶ声
隣で見ているのは可哀想でしたが、3日もすると機嫌よくおっぱいを飲むようになりました。おっぱいを飲まない時、いつもと違う時、ちいさな赤ちゃんは伝えられないからこそ観察が大事なんですね
旦那からはだめだめナースだといわれました・・
後日談
削った先天歯は、その後ぐんぐん生えてきました。
娘の口腔内を傷つける事はなかったのですが、初期の頃からトラブルのなかった私の乳首に傷がついてしまいました。月齢がすすみ、吸引力が増した娘に、発達した前歯。授乳の際におっぱいが張ったままの状態で飲ませないように先天歯を持つあかちゃんのママは気をつけてくださいね!
また、娘が11ヶ月になる前にこの治療した歯を抜く事になります。先天歯には良くあるお話らしいのですがよかったらこちらもどうぞ!→歯根膿胞で先天歯を抜歯した話