胎児発育曲線-1.5SD以下でも元気に産まれました
2017/02/06
(参考)日本産婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/public/shusanki.html
胎児発育曲線とは
この曲線の上下の線の中に95.4%の赤ちゃんの妊娠週数別胎児推定体重が入るそうです。こちらの表は母子手帳の中にありました。
範囲枠の中に収まっていなければ異常・収まっていれば順調とは一概には言えませんが目安にはなります。赤ちゃんが小さめな時には、お母さんの病気や赤ちゃんの先天的な疾患、子宮や胎盤の問題が考えられるので、早期に原因を発見して早めの対処を行う事が出来ます。
胎児発育曲線は何を見ているのか
私は娘の妊娠中、この表に毎回記入しました。
胎児発育不全(FGR)だったので、この上下の線の間に入ることは一度もなかったのですが、入らない事が問題ではなくて、
少しずつでも曲線に沿ってその子なりに成長することが大切だそうです。
そして、赤ちゃんが小さい事だけならば個性なのですが、
その原因があれば、それは問題なのでさまざまな検査をします。
私の場合は、感染症にかかっていないかを調べたり、胎児エコーを頻回に行ったり、胎児精査外来を紹介されたりしました。
- 原因を調べる。早期に対処できるものなら対処をする。
- さらに胎児発育曲線にそって成長しなくなった時には安静にしたり、投薬、早めに出産など、計画的な対処をする。
胎児発育曲線をみながら観察していました。
ちなみに産婦人科の先生は、
赤ちゃんが小さい原因はまだ不明だけど、胎児発育曲線にそってその子なりに成長をしていれば(成長がとまらなければ)よいです!
と、いつも明るく私に言ってくれました。胎児発育不全とは妊娠中には原因が分からないことが多いそうです。
FGR児は障害があるのではないか等不安は尽きないと思います。インターネットには真偽をとりまぜたさまざまな情報が流れていて、調べては不安になる繰り返しでした。しかし、実際に先生や助産師さんに相談して得た情報は納得できるものでした。
初めての妊娠・子育ては、何があっているのか分からず、子供の推定体重をはじめて聞いた日も、そんなものか・・と思っていました。帰宅後に胎児発育曲線をみて、我が子は小さいのではないかと不安になったのを覚えています。
不安を膨らましていた私なのですが、娘が生まれてからは、二人きりで過ごす事が多い毎日。やや小さかったり、発育が遅かったり、病院通いが続きましたが・・目の前の我が子はとても強くみえます。