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赤ちゃんが抱っこして歩くと泣き止むのは何故か★その根拠

      2017/02/06

赤ちゃんが泣いていても、抱っこしながら歩くとたいてい泣き止みますよね。うちの娘も例外なく、抱っこ紐で歩き出すといつのまにか寝入ってしまいます。立て抱きにするとさらに効果的…。

この抱っこしながら歩いてなだめる事は、昔から皆経験的に知っておりなんとなくやっています。

これには根拠があるそうです。興味深い話を聞いたので紹介します。

人間だけではありません

この歩き出すと泣き止む行動、理化学研究所の研究によると、人間の赤ちゃんもねずみやライオンの赤ちゃんも一緒だそうです。

どんなに泣いていても、9割の赤ちゃんは運ばれている時には大人しくなります。

母親が子を口にくわえて運ぶとき、子は丸くなって運ばれやすい姿勢らをとり、これを「輸送反応」と呼ぶそうです。

哺乳類は卵から生まれる生物と異なり、未熟な状態で生まれる為に親に守ってもらわなければ生き延びることが出来ません。そこでは親子関係がとても大切で、赤ちゃんも親に対して愛着行動を示しているそうです。自然界で生き延びる為の行動だそうです。 


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何の為におとなしくなるのか

人間の場合・・

実験では、実際に人の赤ちゃんは泣いていても抱っこして歩き出すと泣きやみ、停止すると泣き出す様子が見えます。

この際に心電図モニターをつけると、赤ちゃんは母親に運ばれている時は顕著に心拍数が低下し、歩き出すと上昇する事で、運ばれている際にはリラックスしているのが分かりました。

マウスの場合・・

マウスの赤ちゃんも同じように、親マウスが離乳前の子マウスを首の後ろを加えて持ち上げ運ぼうとすると、運ばれている時は泣き止んで心拍数も低下し体を丸めて大人しくなっているそうです。

また、マウスの知覚を遮断すると親マウスが子マウスを運ぼうとしても、運ばれている事が分からない為に暴れてしまいます。その為運ぶ時間がかかってしまうそうです。

つまり赤ちゃんは大人しくなることによって、母親を助けているそうです。協力しないで暴れていると自然界では急いで避難しなければならない状況では赤ちゃん自身の生存に関わってきます。

この研究によって赤ちゃんは運ばれると反射的にリラックスして泣き止むことが分かりました。

このように科学的な知識を聞くと、泣き止まないときは抱っこして少し歩いてみよう!って思えてくるのが不思議ですね。

(参考 理化学研究所 http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130419_2/)

停止すると泣き出す赤ちゃん

この実験では実際に泣き止んだ赤ちゃんも停止するとすぐに泣き出して心拍数も上昇していました。

よく娘が車やベビーカーに乗ると、停止すると泣いてしまうのに、動き出すと大人しくなるのですが・・

この行動も輸送反応から来ていたんですね。

縦抱っこトントンも効果的

さらに不思議だったのは、新生児がげっぷを出すように、赤ちゃんを立て抱きにしてトントンすると泣き止んだり落ち着きますよね。

これは、哺乳類が首の後ろを持って運んでもらっている「輸送反応」のスイッチが横抱きよりも縦抱きの方が、より発動されやすいからなんですね。

お母さんの為に泣き止んでくれているのか。リラックスしてるのかぁ・・一緒に安全な場所に行こうね!

なぁんて思いながら、抱っこして癒される気持ちになりました。

愛着行動を小さい娘なりに示してくれているならば、立て抱きにしてトントンしたり、どんどん抱っこして、歩いて仲良くなろうね!なんて思います♥


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